別の美容室へ転職するときの辞め方と注意点

今の勤めている美容室から別の美容室へ転職するときの辞め方

どこの美容室にも共通する事ですが、美容という業界はかなり狭く、今の美容室を去り他の美容室へ転職したとしても、それとなく情報は回ってしまうことがあります。

特に転職先が、辞めた美容室と同じ県内である場合は、美容室同士が知り合いであったり、美容師の講習や大会で一緒になる確率も高いので、嫌でも顔を合わせなければならない場面もあるかと思います。

ですので、今の美容室を辞める際には後を引くような辞め方をしないほうが無難です。

一生顔を合わせることがないとも言いきれませんので、後を引くような辞め方をした場合後々気まずくなるかもしれませんし、転職先と何らかの関係があれば、美容室にもよりますが自身の悪いうわさを流される場合もあります。

ですので、退職の場合は転職活動の妨げにならないように穏便に事を進めることが今後にも大きく影響を与えることになりますので注意しましょう。

退職理由について考える

退職理由については、人それぞれ様々なパターンがあると思いますが、大体はその後の転職に響く辞め方と、そうでない辞め方の2パターンに分かれます。

一般的に、その後の転職に響く辞め方というのは上司との喧嘩別れであったり、無断で退職するという非常識な辞め方を指しますが、美容室の場合は少し特殊です。

狭い業界なので、後々転職先が知られたり、美容師の講習等で会ったりという機会もあり得るので、非常識な辞め方は当たり前ですが後に響きます。

また、手荒れが原因だとか今の職場を早急に辞めたいがために嘘の理由をついても後々美容業界はバレる可能性が高いということです。

また、多くの退職者が退職時に、もうこの際不満を言ってしまおう、残業代がもらえなかったりと法に触れていた職場であればこの際、残業代を請求してやろうと、考える方も多いと思います。

しかし、次の転職先が同じ県内で同じ美容室であればこういった会社に不利益をもたらす辞め方をすると転職の際の妨げになる場合があるので避けたほうが無難です。

辞める理由を偽ることはよくありませんが正直すぎるのも後で損をする場合があります。

後々の妨げにならない理由にしておくというのも今後のためなので一つの手ではあります。

時には嘘も必要

他の美容室へ移る際の辞め方は、今の美容室が自分自身に合わない、他に働きたいと思う美容室が見つかった、一つの美容室だけでなく色々な美容室で働いて勉強したい等の理由が一番無難かと思われます。

例え今の職場よりも転職先のほうが給料や待遇面が良くて選んだとしてもそれを理由に退職してしまうと、狭い業界なので美容室同士につながりがあった場合に転職先に悪いイメージが流れてしまい不利になる場合も稀にあります。

また、スタイリストとアシスタントでは辞めるタイミングにも気をつけなくてはなりません。

スタイリストの転職のタイミング

美容室によって中途採用の場合はスタイリスト経験○年以上と、限定している美容室も多いのが現状です。

ですので、スタイリストになって間もなく転職すると、経験年数の限定がないサロンでも、スタイリストとしての経験が少ないがためにお客様に入れなかったり、アシスタントの仕事から始まってしまう場合があり、非常に中途半端な立ち位置になりやすいです。

徐々に慣れればお客様にも入らせてもらえますが、その美容室独自のスタイリストになるための検定をまた受けなければいけなくなることもあります。

ですので、スタイリストになってからは2、3年経験を積んでから転職したほうがその後の仕事がスムーズにいきます。

アシスタントの転職のタイミング

アシスタントの場合は継続年数が重要です。

一般の会社であれば、まずは3年勤務してから転職を考えるというスタンスなので3年以内の転職だと、この人はどこへ行っても続かない、忍耐力がないと思われ採用されない会社も多くあります。

美容室は、美容師免許さえあれば人手不足の業界なので勤続年数関係なく採用されやすいです。

アシスタントからスタイリストになるまでの期間が約3~5年なので、3年で辞めてしまうとまたアシスタントの1年目からスタートという認識なのでまたスタイリストへの道のりが遠くなってしまいます。

ですので、3年勤務し、もうすぐスタイリストになれるというのであれば、スタイリストになって経験を積んでからの退職のほうが時間のムダになりはなりません。

早い段階での決断か、スタイリストになった後でのタイミングが、期間だけで考えるとおすすめです。

退職のあらまし

一般的に退職を決めてから、退職する日の3か月前くらいには辞める趣旨を伝えて引き継ぎを行うのが大体の会社のルールになります。

美容室にもお店によってルールがあるので一概には言えませんが、3か月前に伝えるのが一般的に見て妥当です。

しかし、一般の会社とは異なり、労働基準法等の法律がグレーゾーンになってしまっている業界ではありますので、退職の趣旨を伝えるとサロンにもよりますがもう明日から来なくていいと反感を買われたり、逆に人手が足りないからと言ってずるずると引き延ばされる例も多々あります。

そんなことでは転職先との折り合いがつきません。

ここでは現職後から、無職の期間を出来るだけ短くするためのベストな手順をご紹介いたします。

無職の期間が長ければ長いほど転職先に採用されにくくなりますので注意しましょう。

退職から転職までの流れ

まずは、職場に辞めると言わずに転職先を探しましょう。

転職先が見つかれば募集しているかどうかを確認します。

美容室は人手不足なので年中募集している所が多いのできっちり募集時期に合わせなければいけないという心配はあまりないかと思います。

転職先は最低でも3箇所押さえておきます。

1箇所だけに絞りそこがダメだった場合にまた1から探さなければならずに転職が決まらないまま退職だけが決まってしまうことにもなりかねません。

転職先が決定すれば、職場に退職の意思を伝えます。

就業規則がある美容室はその規則に従って退職日を伝えればいいので揉めることはありませんが、ほとんどの美容室に就業規則はありません。

法律にふれることも多いのでわざと曖昧にしているのです。

ですからこの場合は妥当な3か月前で提示しますが、早すぎたり遅すぎたりする退職日を設定されたら強めに希望日を伝えましょう。

会社が退職日を決めることができるのは解雇時のみなので、就業規則がない場合は会社の言う通りにする必要はありません。

退職日が決まればその1か月前までには転職先の面接も済ませておきましょう。

転職先によってはすぐにきてほしいという所もありますが中途採用をしている所は転職という事も分かっていますので、在職中という趣旨を伝えれば大体1カ月は待ってくれます。

待ってくれない職場は縁がなかったとあきらめるほうが無難でしょう。

また、無職と言うよりも在職中のほうが働く意思がみなされますので印象が良くなる場合が多いです。

あとは結果を待ち、現在の職場との保険や年金等の事務的手続きを済ませておきましょう。

これが一番スムーズに職場を変わるための手段です。

退職日の設定が一番揉めやすく時間がかかりますが、これを乗り越えれば後は順調に事が進むかと思います。

最後に

美容室から美容室への転職は資格と経験があるので就職難になることはまずありませんが、狭い業界なので同じ県内だと話がまわることもあり、穏便に転職活動を行わないと後を引くような事にもなりかねませんので、これが一番の注意点です。

辞める際にはどの業界でも、揉めたりするという事がありますが、特に美容室は職人の世界なので円満退社は難しい傾向にあります。

上記の手順が最短に穏便に転職できる方法なので、ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。

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